観葉植物や多肉植物の鉢土から湧き出てくるコバエ…コバエ…コバエ!!!
インドアグリーンを楽しむうえで非常に厄介な存在です。
コバエを退治したいけれど、室内だから薬剤は使いたくないし…。というときにおすすめのグッズ「ボタナイス(BotaNice)土からわいたコバエ退治」を使ってみて、効果抜群だったので紹介します。
粘着剤タイプのコバエ捕獲器の使い方や安全性、どれだけコバエが取れたのかなどをレビューします!
記事後半には虫の画像が出てくるため、苦手な方はご注意ください。
「ボタナイス(BotaNice)土からわいたコバエ退治」とは?
ボタナイスは、アース製薬株式会社が展開する、観葉植物・多肉植物のコバエ対策グッズです。
- 「ボタナイス土にまくだけ虫退治」(粉タイプ)
- 「ボタナイス飛びまわるコバエ退治」(スプレータイプ)
- 「ボタナイス土からわいたコバエ退治」(粘着剤タイプ)
2021年4月現在、3つの商品をラインナップしています。
先日、観葉植物の用土に、ハエが湧きやすい腐葉土入りの土を使用してしまいました。卵が混入していたのか、気温が高くなるにつれ、土からコバエがわんさかわいてきてしまったんです…。虫がわきやすい腐葉土や堆肥などが入った用土は、本来なら屋外向け。室内で使うのは本当におすすめしません!(泣)
こういう、室内用のちゃんとした土を使うべきだったんだなあ…。
主に土の上をウロウロ歩き回って、たまに周囲を飛び回るハエたち。やつらをダイレクトに退治するため、土に挿して捕獲するタイプを選びました。
パッケージ裏面の説明書きによると、土からわくハエは「キノコバエ」で、地面を歩いて移動する性質があって、大好きな緑色に寄ってきやすいのだそうです。
キノコバエは、腐葉土や堆肥などの有機物から発生するコバエです。うちのコバエも絶対これだわ!
ボタナイスのプレートが緑色なのは、キノコバエの性質を考慮しているんですね~。
「ボタナイス(BotaNice)土からわいたコバエ退治」の使い方
さっそく使ってみます。
粘着剤がべっちょり付いたプレートは、袋などにくっつかないようにプラケースに固定されいます。なんだかアンパンマングミに見えてしまった…(笑)アンパンマングミ、ごめんなさい。
使い方はとても簡単&シンプル。コバエが気になる植木鉢の土に、プレートをサクッと挿しこむだけです。
プレートの下部が、コバエを誘導する形状になっているのだそう。地面と平行になるようにプレートを挿すと、より効果的とのことです。コバエが吸い込まれていくイメージでしょうか。
粘着剤のベタベタが結構強力なので、プレートを扱うときは、手や植物の葉に付いてしまわないように注意する必要があります。
プレートを表面から見るとこんな感じ。緑色でリーフ型なので、植物のそばにあるとわりと目立ちにくいかも!
「ボタナイス(BotaNice)土からわいたコバエ退治」は効果ある?1日後・2週間後の使用結果!
ボタナイスを土に挿してどれだけコバエが取れたかを紹介します!
以下、モザイクなしの虫の画像が出てくるため、苦手な方はご注意くださいませ。
まずは、土に挿した翌日の様子を!
1日で結構とれてる!!
プレート下部のコバエ誘因部を中心に、1プレートあたり5~10匹くらいのキノコバエが捕獲されていました。プレートの上のほうに付いているハエは、飛んできたのかな?
たった1日でこの効果は、かなり期待できそうです。
続いて、設置から2週間後にはどうなったかというと…。
コバエがびっしり!(笑)
粘着剤を埋め尽くすほどのコバエがとれています。コバエの繁殖力は恐るべきものですが、これでだいぶ数を減らせたのではないかと思います。
このボタナイスや、100円ショップでも買える黄色の粘着シート、ボタナイスのスプレータイプなどを併用したら、翌年にはほとんどコバエが出なくなりました!
ダイソーのムシとりシートについては、別の記事でも紹介しています。
ボタナイス粘着剤タイプのメリット・デメリット
粘着剤タイプのボタナイスを使ってみてわかった、コバエ退治商品としてのメリットとデメリットは以下です。
メリット
- 殺虫成分不使用、においも無いので室内でも安心して使える。
- 土からわくキノコバエに効果大。
- 使い方がめちゃくちゃ簡単。死んだハエが床に落ちないので掃除も必要無し。
デメリット
- コバエの数が多いときは、単体使用での根絶は難しいかも。
- キノコバエ以外のハエ(生ごみにたかるショウジョウバエ、チョウバエなど)には効果が期待できない。
- やや値段が高い(4枚入りで800円くらい)
- 売っているお店が少なくて手に入りにくい(2021年現在、私の個人的な印象)
殺虫成分を使っていないので、安全性という点ではボタナイスの3商品のなかでもピカイチでしょう。
ちなみに、スプレータイプのボタナイスも使ったことがありますが、こちらは小鳥を飼っていたり、魚の水槽があるお部屋では使えないそうです。我が家の柴犬(中型犬)には特に影響はありませんでしたが、やっぱりちょっと気になってしまいますよね。
また、スプレーしたあとに死んだコバエが床にたくさん落ちているので、虫が苦手な方には掃除がちょっとしんどいかも…。
ただ、部屋全体のコバエに効くので、粘着剤タイプより一度に駆除できるハエの数は多かったです。ペットを飼っていないなら、粘着剤とスプレーを併用するのがベストかも。
ちなみに、土にまく粉タイプはにおいがするそうなので(においが少ないとは書いてあるが…)、室内ではちょっと使いたくありません。おそらく、オルトランのような独特なにおいがするのだろう…。
ボタナイス粘着剤タイプがおすすめな人
- ペット(特に小鳥などの小動物)、子どもがいるご家庭
- においに敏感な人
- キノコバエだけを退治したい人
- 死んだハエの掃除をしたくない人
このような人にはとってもおすすめな商品です!
デメリットの部分でも書きましたが、ホームセンターなどであまり売っていない(私は5店舗くらい回ってやっと見つけました!粉やスプレーはいろいろな所で売っているのに…)ため、お近くで見つけられそうにない方は通販がおすすめです。
ハエの数が多すぎる場合や、ショウジョウバエなど他のハエも一緒に退治したいときには、スプレーの併用も検討してみてください。
土にまく粉タイプは、アブラムシにも効果があるようです。
コバエはすさまじいスピードで増殖します!見つけたら早め早めの退治がおすすめですよ~!