先日、もう終わりの時期を迎えたかな?というパンジー・ビオラ類を処分しました。
が、片づけそびれたパンジーの葉の裏に、カメムシの一種「クサギカメムシ」の卵&幼虫を発見しました!
調べてみたら、かなり厄介な害虫のようなので慌てて処分しました…。そこで今回は、クサギカメムシの生態や駆除方法についてご紹介したいと思います。
クサギカメムシ幼虫の写真もガッツリ掲載するので、虫が苦手な人はご注意ください!
クサギカメムシの幼虫の集団を発見!
5月下旬のある日、パンジーに水やりをしていると、葉の裏に黒い影を発見しました。
よくよく見てみると、なんだか赤と黒の直径2㎜ほどの小さな虫たちが集団でくっついている…!
画像をトリミングして、どアップにしてしまうと相当迫力のある画になりそうなので、このくらいで。
私、虫は別に苦手ではないのですが、こちらのクサギカメムシの幼虫たちにはちょっと驚いてしまいました。
びっしりと集まっているのが、恐ろしい…。色も色だし、カイガラムシとかよりも迫力がありました。白いのは卵の殻です。
自分が生まれた卵のそばで、大きくなるまで集団で生活しているんですね。
写真だと伝わりにくいかもしれないのですが、色は結構鮮やかな赤&黒をしています。はじめ、テントウムシの幼虫?と思ったのですが、違いました。
テントウムシの幼虫は、もっと芋虫ぽかった気がする…と思い、「テントウムシ 幼虫」で検索したところ、本物は全く姿が似ていません。
勘違いする人も多いのか、クサギカメムシの画像も出てきたのですぐに正体がわかりました。
クサギカメムシの産卵は6月下旬ころから行われるようなので、今年はちょっと早かったのかな。5月の気温が高かったからでしょうか。
このパンジーを調べてみたところ、1集団しかいないようでちょっと安心。ただ、他に蛾の幼虫などもけっこう住んでいたので、旬を過ぎて弱ってきた植物は、病害虫の温床になりやすいから早めに片付けたほうがいいんだなと改めて実感。
近くには、コガネムシ?らしきものもいました。
クサギカメムシの幼虫集団、そのままにしておいて観察しようかなとちょっと迷ったのですが、調べてみると人間の生活にとってかなり厄介な虫だということがわかり…
カメムシの臭いがすごく苦手なのですが、越冬のために民家に侵入してきて部屋中が臭くなるといった情報もあって、ゾッとしてしまいました。
まだ子供だしかわいそうな気がしましたが、しっかり処分しましたよ。
クサギカメムシ幼虫の駆除方法
このクサギカメムシたちは、パンジーごとゴミに捨ててしまいました。もともとパンジーをそろそろ処分しないとな…と思っていた矢先の出来事だったので。
幼虫はまだ飛んだりできないのか、株を引っこ抜くときも動かないで葉にくっついたままでした。
葉の裏などにクサギカメムシの卵もしくは幼虫を発見したら、葉っぱや周りの茎ごと取り除いて捨てるのが最も簡単な駆除方法かと思います。
幼虫が成長して、動き回れるようになる前に見つけられれば、葉ごと簡単に取り除けますよ。手で直接触る必要もないので虫が苦手でも大丈夫。
幼虫も臭いがするのかは、怖くて嗅げなかったのでわかりません…!
クサギカメムシ成虫の駆除方法
それでは、成虫はどう駆除するのが効果的なのでしょうか。
先ほどもお伝えしたとおり、クサギカメムシは越冬のため民家に入ってくることがあるようです。秋ごろになると、民家や納屋のすきまから侵入しようとしてきます。
クサギカメムシに限らず、カメムシが窓枠近くに止まっていて、うっかり触ってしまって手が臭くなった…という経験をしたことはありませんか?
直接つかまえて駆除すると手が臭くなってしまいます。
カメムシ用の殺虫剤が多く出回っているので、一つ常備しておくとよいかもしれません。室内で使えるタイプもあります。
クサギカメムシ予防には忌避剤も◎
殺虫剤はなるべく使わず、クサギカメムシが発生するまえに予防しておきたいなら、カメムシ用忌避剤を使う手もあります。
もし我が家でも大量発生することがあったら、試してみたいと思います。
また、家の近くでカメムシを見かけるようになったら、窓を開けっぱなしにしない、壁にすき間ができていたら塞いでおく、といった物理的な対策も有効ですよね。
洗濯物に付いたりしたら、嫌だなあ…。あの臭いさえなければ、別に気にならないのですが、本当に苦手な臭いです。
まとめ
クサギカメムシの幼虫は初めて見ました。少しテントウムシのような見た目で、はじめは何なのかわからなかったです。
今回ご紹介したようなクサギカメムシの卵or幼虫を発見したら、まだ小さなうちにササっと処分しておくことをおすすめします…。