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シラー・ぺルビアナ(オオツルボ)の育て方。植えっぱなしで毎年咲くよ

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寄り集まった小さな紫色の花が魅惑的な、シラー・ペルビアナ(オオツルボ)。4~5月ごろに花が咲きますが、生命力が強く、植えっぱなしでどんどん増えていく球根花です。

必要な管理は、花がら摘み・枯れた葉を切るくらいなので、超ラクに育てられるのが魅力なんです!

デリケートそうな見た目ですが、実はほぼ放置でOKなお花(笑)病害虫にも、目だった被害を受けたことがありません。

そんなシラー・ペルビアナが今年も咲いたので、魅力や育て方のコツをまとめてみました。

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シラー・ペルビアナ(オオツルボ)とは

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

シラー・ペルビアナは、ユリ科の球根植物です。別名は、ワイルドヒヤシンス、オオツルボ、スキラ、スキルラなど。

青い星のように見えることから、「星のソナタ」というロマンチックなキャッチで販売されていたこともありました。

花言葉は、「不変」「変わらない愛」

シラーは、ビフォリア、シベリカ、アルバなど小型種のほか、イングリッシュブルーベルの名で知られるノンスプリクタなど、100種類以上の仲間を持ちます。

そのなかでも、ペルビアナは草丈は50㎝~1mほどになる大型のシラー。春の花壇の中でも、存在感のあるお花です。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

何といっても、独特な咲き方をする青みがかった紫色の花が美しいんですよね~。ずっと見ていても飽きません。

星のような形をしている花は、外側から順に開いていくんです。日に日に咲き姿が変化していくので、観察もはかどります。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

シラー・ペルビアナの葉は広線形で肉厚。ほどよいツヤもあります。スイセンの葉と似ていますよね。

ともすると、花以上に葉の存在感が大きいかもしれません。株が成長するとけっこう場所を取るようになるので、植える場所は熟考しておいたほうがいいですね。

シラー・ペルビアナの植え付けと開花時期

シラー・ペルビアナの花期は3~5月。首都圏の我が家では、毎年ゴールデンウィークごろに咲きます。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

ちょうどチューリップが終わるころに咲き始め、ぎりぎりコラボが楽しめるかどうかというくらいです。

写真後方に見えるのは、最後の最後に咲いた白いチューリップです。

球根の植え付け適期は10月~11月となっています。チューリップ、ムスカリ、ヒヤシンス、スイセンなど、ほかの秋植え球根と同じタイミングで植え付ければ大丈夫ですよ。

花が咲いたあとは葉が枯れるまで残しておく

シラー・ペルビアナの花が咲き終わったあとの管理方法は、おおむねスイセンと同じような感じ。

シラー・ペルビアナの枯れた花

花が枯れたら茎ごと切り取り、残った葉はそのままに。葉が完全に枯れてから切り取ります。

シラー・ペルビアナの枯れた花

これは、葉に光合成させ、球根に来年の開花のためのエネルギーを蓄えるためです。

スイセンの花後の管理については、以下の記事で解説しています。残って見苦しくなってしまった葉の処理方法なども詳しく紹介しているので、参考にしてみてください!

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なお、葉を切ったあとの球根は掘り上げて乾燥保存させても、植えっぱなしにしておいてもどちらでも大丈夫です。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

ちなみに、我が家のシラー・ペルビアナは、私が子供のころから(10年以上?)植えっぱなしですが、毎年律儀に咲きます。

球根が密集しすぎているのか、やや葉のボリュームが多い気もしますが、花も負けていません。

シラーの左側にあるのは、これまた生命力の強いホトトギスの葉ですが、侵食されることなく共存しています。

無肥料でも毎年花が咲く

肥料も一切あげていません。相当なやせ地でなければ、無肥料で育てられると思います。

施肥する場合は、花が咲き終わったあとにチッ素(P)の少ない肥料をお礼肥として与えます

分球でどんどん増やせる。増えすぎ注意!

シラー・ペルビアナは、繊細なルックスとは裏腹に、驚異の増殖力を持っています

前項では植えっぱなしでも花が咲くとお伝えしましたが、むしろ年々増えすぎるので、場合によっては球根を間引く必要があるくらいです。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

地下茎でつながっているのか、少し離れた場所から出てきたりもします。

増えすぎると他の草花を侵食してしまうので、花が咲き終わったら、毎年ちょこちょこと間引いています。このときに間引いた分球で、簡単に増やすこともできるんです。

ユリ科であるシラー・ペルビアナの球根は、たまねぎのような形をした鱗茎です。チューリップや同じような形で、かなり大きいので掘りあげるのも簡単ですよ!

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シラー・ペルビアナ(オオツルボ)の楽しみ方

シラー・ペルビアナは、存在感のある花を咲かせますが、他の植物とも上手く馴染んでくれます。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

黄色いキンギョソウとコラボ。反対色の黄色と紫色なので、お互いがすごく映えます。

白い花とも絶対に相性がいいと思うんですよね~。

開花時期が合うのは、1年草であればマリーゴールド・ペチュニアなど、宿根草ならシラン・イングリッシュブルーベル・シバザクラなどです。

シラー・ペルビアナはどこで買える?

シラー・ペルビアナは、ホームセンターや園芸店などで購入することができます。

秋には球根、春先には芽出し球根や花付きの苗が販売されます。

インターネット通販でも、タイミングがあえば鉢植えのシラー・ペルビアナを購入できるようです。季節的に、母の日ギフトにもぴったりですね。

まとめ

見た目より丈夫で育てやすい、シラー・ペルビアナの魅力と育て方をご紹介してきました。

春に咲く、丈夫な紫色の花をお探しなら、声を大にしておすすめしたい球根花です!

ちょっと変わった見た目の花が好きな方にも、絶対にハマると思います。

気になった方は、ぜひ栽培にチャレンジしてみてくださいね。

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この記事を書いた人
小原らいむ

ラクにお得にガーデニングを楽しむ方法を、日々研究しているライターです。
手間のかからない植物や、ラクできる育て方のコツを中心にお届け!節約に役立つ、100均やコストコの園芸グッズも紹介しています。

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