昨年の秋から、年をまたいで春まで咲いてくれたパンジー・ビオラたちを処分しました。今年は、ぎりぎりまで粘って5月26日に片付けました。
花を長く楽しめることで有名なパンジー・ビオラ。
1年草ですが、いつまできれいな花を楽しめて、いつ片付けたらよいのでしょうか?
関東地方に住んでいる私が、大体どのくらいの時期にパンジー・ビオラを片付けているのか、写真を使って解説していきます。
パンジー・ビオラの苗は5~6月を目安に処分
何月まで、パンジー・ビオラは咲き続けるのでしょうか?
こちらは、処分した日(5月26日)のビオラです。花はまだありますが、暑さと根詰まりでだいぶ傷んでいます。
ピーク時と比べると、葉茎が徒長して黄色くなり、花もほとんど無くなりました。
まだ花が咲いているうちは、片付けるのがかわいそうな気もしますが、寿命だと思い切って、夏の花に入れ替えます。
弱った株からは病害虫が発生しやすくなって、周りの植物にもうつりかねません。
今回処分したうちの1株にもアブラムシが大量発生していました…!
目安として、咲き終わったパンジー・ビオラは5月~6月上旬までには処分するのがおすすめ。
もちろん、環境や栽培方法によっては、もっともっと花を楽しめるでしょう。
ですが、暑さや梅雨のジメジメで5月に入るとパンジー・ビオラは目に見えて弱っていくので。。。
ビオラの株を持って引っこ抜いてみたら、こんなに根が張っていましたよ。
すごい生命力!鉢の形ごとスッポリ抜けてしまいました。
きれいな花を楽しめるのはゴールデンウィーク前まで
写真は3月中旬のもの。一番きれいな時です。
関東地方の気候で、パンジー・ビオラの花をきれいに楽しめるのは、ゴールデンウィーク前くらいが大体の目安かと思います。
地域・気候によって差はあると思いますが、首都圏の我が家では、ゴールデンウィークを過ぎたあたりから目に見えて弱ってきます。
特に、最近5月でも真夏並みに暑い日が多くなっているので、暑さに弱いビオラはどんどん元気がなくなってきますね…。
この時期をすぎたら、夏の花に植え替えます。
パンジー・ビオラの次に植えたい夏の花は?
パンジー・ビオラの次に植えるのにおすすめな、夏の花はこちらです。
- ペチュニア
- カリブラコア
- マリーゴールド
- ニチニチソウ
- 千日紅
- サルビア
どれも、5月の園芸店・ホームセンターで大体見かけます。
切り戻しすると復活?おすすめは種で増やす方法
パンジー・ビオラが間延びして形が乱れてきたら、切り戻して復活させ、また花を楽しむこともできます。
切り戻しは、関東地方か同じくらいの気候の地域なら、遅くとも4月中には実施したほうがよいです!
うまくいけば、また花を楽しめます。
たまに、7月頭くらいまでがんばっているパンジー・ビオラを街でみかけることがありますが、育てている人がしっかり手をかけてあげてるんだなーと尊敬してしまいます!
ですが、私は切り戻して長く楽しむより、春先に種を採っておいて、来年もまた咲かせるほうが好き。
夏は夏の花を楽しみたいし、蒸し暑い梅雨の時期に差し掛かると病害虫の発生リスクも上がり、管理が難しいからです。
愛着のあるパンジー・ビオラは、種を大事にとっておいて来年も咲かせましょう。
こちらの記事で、種の取り方・時期・保存方法などをご紹介しています。
パンジー・ビオラは、種まきから育てるのも簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!
処分した花の活用方法
長い期間、たくさんの花で楽しませてくれたパンジー・ビオラ。
処分する際にも、まだ花がたくさん残っていてもったいなと感じることもあるかと思います。
そんな時におすすめの花の活用方法です。
- 花瓶やコップにいけて観賞する
- 水をはったお皿に花を浮かべて楽しむ
- 押し花やドライフラワーにする
最後までがんばって咲いてくれた花を、このように一工夫して、さらに長く楽しんでもいいですよね◎
まとめ
花を処分しようとしていたら、パンジー・ビオラが大好きな蝶々ツマグロヒョウモンが、惜しむようにやってきました。
幼虫は葉を食害するので、見つけたら注意!
ビオラから話がそれますが、北海道・帯広のガーデンのチューリップが、季節外れの暑さの影響で5月末に枯れてしまったという驚きのニュースがありました。
本当なら6月上旬までチューリップの見頃だったようなのですが、異常な暑さと乾燥にやられてしまったのですね。
こうした気候変動・温暖化の影響で、パンジー・ビオラを楽しめる時期も、10年後、いや5年後にはだいぶ変わってしまうのかもしれません…。