長年にわたり育ててきた観葉植物のシェフレラ(カポック)に、カイガラムシが大発生してしまいました…。
葉も茎も、カイガラムシの排泄物でベタベタに(泣)。なんなら鉢の周りの床もべたついてきました。
そこで、赤ちゃん用の手・口ふきウェットシートでカイガラムシを駆除・ベタベタを掃除してみたのですが、思いのほかうまくいったのでご紹介したいと思います!
カイガラムシとは
カイガラムシは、日本だけで約400もの種類が存在するカメムシ目の昆虫です。
代表的な種類は、バラシロカイガラムシ・コナカイガラムシ・ヒラタカタカイガラムシ・サルスベリフクロカイガラムシ・カメノコロウムシ・イセリヤカイガラムシ・ルビーロウムシ・サボテンシロカイガラムシなど。
今回シェフレラについてしまったのは、おそらくヒラタカタカイガラムシです。
カイガラムシは、あらゆる植物の葉・茎・幹などに寄生し、汁を吸って植物を弱らせていく恐ろしい害虫です…。
一部の種類をのぞき、カイガラムシの成虫は脚がなく自分で移動することができません。
まるで貝殻のように見えるロウのような物質で覆われながら、葉や茎に固定された状態で汁を吸っています。
一見おとなしく見えて、中身は凶悪なやつってことですね。(ちょっと違う?)
カイガラムシの排泄物がすす病を誘発することも…
カイガラムシは、ベタベタした排泄物を出します。
ひどくなると、鉢周りの床までベタベタが広がってしまい、室内で育てている場合は非常に不衛生な状態になってしまいます。(まっ、私の部屋の話なのですが…w)
この排泄物が「すす病」などの病気を誘発し、二次被害が発生することもあります。
当ブログで何度も何度も紹介しているのですが、害虫の見分け方や駆除・予防方法は、この書籍がとても参考になります。
写真が豊富なので、お悩みの害虫が本当にカイガラムシかどうかもチェックできますよ。
カイガラムシの発生原因・予防方法
葉枝が混みあっている、風がほとんど通らない室内に置いてあるなど、カイガラムシは風通しの悪い環境で発生しやすいです。
予防方法として、混みあった葉枝を間引く・鉢を風が通る場所に移動させる・送風機などで空気の流れを良くする、といったことがあげられます。
カイガラムシが発生してしまったシェフレラは、窓がきちんと開かないため、空気が流れない部屋に置いてありました。
カイガラムシの駆除方法
よく知られているカイガラムシの駆除方法は以下です。
- シャワーで植物ごと丸洗い
- 枝や葉ごと取ってしまう
- ブラシ、歯ブラシなどでこそぎ落す
- 薬剤を散布する
屋外の植物ならカイガラムシに有効な殺虫剤を使っていたでしょう。
ですが、我が家のシェフレラは室内で育てています。しかも寝室です。
室内で殺虫剤を使うのはちょっとなあ…と思いましたが、シャワーで流すのは大掛かりだし、ブラシでこすり取っても、落ちたカイガラムシはどこにいくの?と怖くなってしまい(笑)
そこで、思い付きで赤ちゃん用のウェットシートでカイガラムシをふき取ってみることにしました。
赤ちゃん用ウェットティッシュでカイガラムシが簡単に取れた!
早速、シェフレラのカイガラムシを取り除いていきます。
ちょっと目を離していた好きに、シェフレラの葉にかなりの数のカイガラムシが固着してしまいました…。
キラキラ光っているのはカイガラムシの排泄物です。その排泄物にホコリが付き、ひどい状態になっています。こんな状態になるまで放っておいて、シェフレラごめんね(泣)
茎にもたくさんのカイガラムシが。
こちらの赤ちゃん用手・口ふきシートを使ってみることにしました。うちにベイビーはいませんが、大人が使うのにも何かと便利なシートなので常備してあるのです。
成分の99%以上が純水でできたウェットシートなので、植物にもダメージが少ないかなと予想。なお、水のほかはBG・チャ葉エキスなどの保湿剤が配合されています。
赤ちゃん用ではなく、水成分中心の普通のウェットティッシュでもいいと思います◎
ただし、エタノールなどが入っているウェットティッシュはやめたほうがいいかもしれませんね。
ネット通販でも購入できますが、ドラッグストアやスーパーでよく売っている商品です。
このシートで、カイガラムシが付いた葉や茎をふき取っていきます。
サッと拭くだけで、カイガラムシもベタベタした排泄物も、思っていたより良く取れました!ひどく汚れている部分も、2~3回拭けばキレイになります。
赤ちゃん用ウェットシート、カイガラムシ除去に超おすすめです!
お掃除後のシェフレラです。葉も茎もキレイになりました。これからは風通しに気を付けてあげるからね!
なお、べたついてた床もウェットシートでしっかり掃除しましたよ…。
シェフレラのようにツルっとした肉厚な葉・茎なら、ウェットシートで躊躇なく拭けることがわかりました。
一方、木質化した茎や幹にはシートの繊維が引っかかってしまいそうなので、ブラシで擦ったほうがよいかもしれませんね。
まとめ
観葉植物に発生してしまったカイガラムシとその排泄物は、赤ちゃん用ウェットシートでキレイにふき取ることができました◎
殺虫剤を使ったり、シャワーで流すなどの大掛かりな処置が面倒くさいときに便利な方法です。
植物の種類や発生状況によって向き不向きはあると思いますが、駆除方法に悩んだときはぜひお試しあれ~!