ひたち海浜公園に広がる絶景で有名な花、ネモフィラ。
ブルーカラーのイメージが強いですが黒に白の縁取りが美しいペニーブラックもおすすめの品種です。
ブルーの品種インシグニスブルーより、なんだか生命力が強いかも…と思うほど、庭中にこぼれ種で広がっていきます。
一度、種や苗を買えば毎年楽しめるお得なお花なんです。寄せ植えにも使いやすいですよ。今回は、そんなペニーブラックの育て方・増やし方・魅力をお伝えしたいと思います!
ネモフィラ ペニーブラックとは?
ネモフィラは、ムラサキ科ネモフィラ属の4~6月に咲く1年草。ペニーブラックは、ネモフィラの品種の一つであり、白い縁取りが目立つ黒のお花です。
黒いお花は意外とあるようでないものなので、ペニーブラックが一つ加わることで花壇やプランターがぐっと引き締まります。
ペニーブラックは、春先にホームセンターや園芸店で苗が出回るようになります。
黒は、どんな色彩ともマッチするカラー。ペニーブラックは、寄せ植え材料としても非常に使いやすいです。
ロクな写真がなくて申し訳ないのですが、ビオラ・ペニーブラック・ハツユキカズラで作ったいつかの寄せ植えです。
たぶん植え付けた直後なのでスカスカで、あまりきれいに見えませんが…。この数カ月後、ペニーブラックもビオラもモリモリ咲いてくれました。
ネモフィラ ペニーブラックはアブラムシと水切れに注意!
基本的には、そこまで手をかけずとも元気に大きくなるネモフィラ。
ですが、ペニーブラックを育てるにあたって、アブラムシなどの「害虫」と、プランター栽培に限って「水切れ」に注意してください。
ネモフィラは、アブラムシが非常に付きやすいお花です。新芽や枯れかけた部分を中心に、4月後半くらいになるとアブラムシが大発生します。
アブラムシを見つけたら、発生している部分を思いきって切り戻すか薬剤で駆除しましょう!ネモフィラにも使える殺虫スプレーです。
予防策としては、酢を希釈したスプレーを吹きかけるのも効果的です。
また、ペニーブラックは生育旺盛で成長が早いために、プランターではすぐに根詰まりします。
水切れを起こして萎れるので、こまめに様子をチェックして水やりするのがおすすめです。多少萎れても、水をやればすぐに回復する強さも持ち合わせていますが…。
ペニーブラックを増やすには?
ペニーブラックは、丈夫な性質のネモフィラの中でも特に元気の良い品種です。
一度庭に持ち込むと、翌年からこぼれ種で勝手に増えていきます(笑)放っておいても増やすことができる魔法のお花です。
自分で種を採取して、種から育てることも可能です。
ネモフィラは花が枯れたあとに実ができ、その中に種ができます。実が成熟するまで放っておいて、種が出来次第、採取すればOKです。
詳しい種の取り方はこちらの記事で。
発芽率も非常に良いです。厳しい環境の中でもたくましく育つので、初心者向けとも言えるでしょう。
適当種まきや、こぼれ種で増殖しているペニーブラックは次項でご紹介します。
雑草並みの生命力で庭のあちこちから発芽
庭の空きスペースに、昨年の9月ごろ適当に種をばらまいておきました。翌春、間引きが必要なほど、たくさんの芽を出してくれています!
日当たり・水はけもイマイチで、ライバルとなる雑草も多く、恵まれているとはいえない環境の中、この発芽率です。たまに犬が掘り返すこともあるのに…。
4月中旬現在、まだ七分咲きほどなのでこれからどんどん咲いてくるかな。
こちらは、まだ苗が小さいころ。大根の葉がミニチュア化したような特徴的な葉っぱをしているので、雑草とも区別が付きやすいです。
春の花、ハナニラとの競演。
ペニーブラックはなぜか、種をまいた覚えがない場所からも突如出現します。
レンガのすき間から逞しく芽を出し、花を咲かせたペニーブラック。
芝生&カタバミというツワモノたちにも負けず、発芽したペニーブラック。こちらは、前年にプランター栽培していたものからこぼれた種だと思います。
まとめ
珍しい黒のお花で、抜群の生命力を持つネモフィラ「ペニーブラック」。ズボラさんや初心者にも非常におすすめしたいお花なので、春になったらぜひ育ててみてはいかがでしょうか。
また、ペニーブラックもいいですが、定番ブルーのネモフィラもやっぱりきれい。いつか、ペニーブラックとその他の品種を寄せ植えしてみたいなと夢が膨らみます。