カラフルな葉が美しいカラテアは、大好きな観葉植物のひとつです。
我が家では何種類かのカラテアを育てているのですが、このたびカラテア・ドッティに花が咲きました!めでたい~!
Instagramでカラテア・ドッティの花を投稿したところ「初めて見ました」と反応してくださる方が多かったんです。
私自身も初めてカラテアの花を見たので(むしろ鉢植え栽培では花が咲かないものだと思っていた…)、今回はカラテアの花を咲かせる育て方についてお話したいと思います。
ただ、意図して咲かせようとしたわけではないので、咲かせ方というよりかは、花が咲いた時の条件や環境をご紹介しますね。
カラテアとは?
カラテアは、熱帯アメリカ原産のクズウコン科の植物です。
まるで作り物のような美しい模様の葉をもっていて、観葉植物として人気があります。
カラテアは種類がかなり豊富ですが、代表的なのはカラテア・マコヤナやカラテア・インシグニスでしょうか。この2つは園芸店やインテリアショップでよく見かけます。
カラテアの花は珍しい?
オレンジの花を咲かせるカラテア・クロカータなど一部を除き、基本的には葉を鑑賞して楽しむカラテア。
園芸店のカラテアでも花が咲いているものは見たことがないですし、インターネット上にもあまり情報がありません。
カラテアは花が咲いたらラッキー!くらいの感じなのかもしれません。花が咲くということはうまく育っている証拠とも言えるので、育てている人にとっては嬉しい出来事でもあります。
カラテアの育て方
「カラテアは上級者向けの観葉植物」と書いてあるのをよく見かけるのですが、個人的には育てるのが結構簡単だと思っています。いくつかのポイントを押さえておけば、日当たりがイマイチな場所でもグングン育ってくれますよ。
私が考える観葉植物の難しさは「仕立て方」にあると思うのです。徒長した茎をどこまで切り戻していいのかや、支柱やへゴに誘引してどう形づくるかなど、素人にはわからないですよね。
その点、カラテアは株の根元から一枚一枚の葉を出す植物(根出葉)なので、茎が徒長したり支柱などで仕立てる必要もないんです。種類にもよるので一概には言えませんが、放っておいてもそれなりの形に育ちます。
とはいえ、水やりや温度などいくつか気を付けたほうがいいことはあります。
カラテアを元気に育てるポイント・コツ
カラテアを元気に育てるポイントは、以下の4つを押さえておけば間違いないでしょう。葉や根がしっかり育たないと当然花も咲かないと思うので、参考にしてみてください。
水やりは控えめ
これは大体の観葉植物にいえることかもしれませんが、水やりは「少なすぎるのでは?」と思ってしまうくらい控えめなほうがうまく育ちます。
むしろ、水をやりすぎることで根腐れを起こして枯れてしまうことって案外多いのです。
うちのカラテアは大体5~6号鉢に植わっているのですが、夏でも水やりは5~7日に1回とかなり少ないペースです。ある程度大きな鉢なら、そのくらいの頻度でも水切れで葉がしおれることもないし、元気に育っています。
葉水を与える
土への水やりが控えめな一方で、葉水はほぼ毎日やっています。
カラテアの原産地である熱帯の気候は高温多湿なので、部屋が乾燥しているときには頻繁に水を霧吹きしてあげてください。
カラテアはハダニが付きやすいのですが、葉水でかなり予防できます!
直射日光に当てない
熱帯の植物というと日光に強そうなイメージがありますが、カラテアは葉焼けしやすいらしいです。
たまに日当たりがすごくいい園芸店で、葉の先がチリチリと枯れてしまっているカラテアを見かけます。
窓から少し離れた場所か、遮光性能のしっかりしたレースカーテン越しに置けば大丈夫です。
冬場の低温に気を付ける
暑い地域の植物なので、日本の冬の寒さはこたえます。
最低温度は12℃らしいですが、首都圏なら暖房を使わない部屋でも冬越しできました。家のなかでもなるべく暖かい場所に置いてあげたほうがいいかもしれません。
カラテア・ドッティに花が咲いた!
カラテア・ドッティは、深緑にピンクのラインが入った絵画のような葉をもつ品種です。
そんなカラテア・ドッティに、7月上旬に突如花が咲きました。
透明感のある、黄緑色の美しい花です。葉と同じように株の根元から茎があがってきていたので、はじめは花だと気づきませんでした。
花だと思っていたのは苞(ほう)だった
はじめは黄緑色の部分が花だと思っていたのですが、あとから白と紫の小さな花が出てきて、こっちが本当の花だと判明。
黄緑色のほうは苞(ほう)でした。苞は、つぼみを包むために葉が変形した部分のことです。
こちらの本に書いてありました。カラーリーフ好きには超おすすめの良書ですよ!私はこれを眺めながらお酒が飲めます(笑)
横から見たところ。1㎝くらいのとても小さな花です。
この白い花は、黄緑色の花(?)の周囲をグルリと囲むように、次々に咲きました。10花くらい咲いたでしょうか。
一つ一つの花の寿命は短く、朝咲いて夕方には枯れてしまう感じでした。
趣味の園芸テキストかなにかに「花は完全に枯れてから摘みましょう」と書いてあったので、枯れきってから摘み取りました。
カラテア・ドッティはネットでも買えます。お店ではあまり見かけることのない種類なので、送料はかかりますが思い切って通販で購入してもいいかもですね!
カラテアの花が咲く時期・要因は?
はっきりしたことはわかりませんが、カラテアが花芽を付けるのには温度・葉の数が関係しているのではないかと予想しております。
このカラテア・ドッティに花が咲いたのは、7月はじめでした。7月の室内というと、気温25℃以上は余裕であると思います。葉は12枚くらい付いていました。
あと、これは関係あるのかわかりませんが、一回り大きい鉢に植え替えた数週間後に花が咲いたため、鉢上げもきっかけになったのかもしれません。4号鉢から6号鉢に植え替えました。
いずれにせよ、カラテアの花を咲かせるためには健康で良い株に育てることは必須だと思います!日当たりがいい場所にはおかないでね!
まとめ
独創的な葉の模様で、私を虜にし続けるカラテア。もともと好きだった植物ですが、今回突如花が咲いたことでより魅力を感じてしまいました。
今のところドッティ、インシグニス、ビューティースターの3種類を育てていますが、もっともっと揃えたい…!
そのためにはまずお金を貯めて、大きな家に引っ越そうと思います(涙)