オレンジ×ショッキングピンクの鮮やかな花に一目ぼれして、「コリゼマ・コルダタム」を購入しました。
コリゼマ・コルダタムは、ヒイラギマメとも呼ばれるマメ科の植物。英語名はハートリーフ・フレイム・ピー(heart leaf flame pea)です。
乾燥大陸オーストラリア原産の植物なので、湿気・ムレに気を付けて育てれば、日本の庭でもグングン成長してくれます。
とてもかわいらしい見た目をしていますが、ヒイラギマメという別名があるように、葉や花にトゲが多数…。むやみに素手で触らないように注意しましょう。
この記事では、コリゼマ・コルダタムの育て方のコツに加え、花・葉・茎など細部をご紹介したいと思います。
コリゼマ・コルダタムの育て方
コリゼマ・コルダタムは、4月ごろ~初夏まで花を咲かせます。3月ごろから園芸店などに鉢植えが出回りはじめますが、どこにでもある植物ではないです。見かけたら結構レアなんじゃないかと思います。
基本的には丈夫でどんどん大きくなりますが、湿気に弱いので水のやりすぎや雨の続く日は注意が必要です。
水はけの良い土で、鉢植えで育てるのがおすすめです。地植えで育てられないこともないかもしれませんが、根腐れが怖いので…。
置き場は、雨の当たらない軒下などがベストです。
コリゼマ・コルダタムは切り戻しが必要
コリゼマ・コルダタムは、茎をどんどん上に伸ばしながら新しい花を咲かせていきます。
そのため、放っておくと徒長して、株元がスカスカになってしまうのです。
花がほぼ咲き終わったら、思い切って半分ほど切り戻しすると、翌年もまたぎっしり花を咲かせます。
コリゼマ・コルダタムの花
いかにも南半球の暑い地域の花、といったカラフルな色合いが珍しいです。オレンジとショッキングピンクの組み合わせのお花は、あまり見かけないですよね。
マメ科の植物によくみられる、蝶形花(ちょうけいか)です。上の花弁がオレンジと黄色、下の花弁がピンク色をしています。
一つひとつの花は直径1㎝ほどで小さいですが、連なって咲いていると、色が色なので遠くから見てもかなり目立ちます。
コリゼマ・コルダタムの茎・葉には細かいトゲあり
コリゼマ・コルダタムを触ってみたところ、なんだかチクチク感があったので…。よく見てみたら、茎と葉に細かいトゲがある!
茎には、等間隔にトゲが並んでいます。よく見ないとわからないくらいの小さなトゲです。
手に刺さるとなかなか抜けない類のやつなので、本当に注意が必要です。
葉にもぐるりと並ぶトゲがあります。
コリゼマ・コルダタムを扱う時は、園芸用グローブや軍手の着用が必須ですね…。
根元は木質化していきます。木になった部分は、トゲがなくなるようです。
まとめ
なかなか無い鮮やかな色彩がよい春の花、コリゼマ・コルダタム。
大きく育てば、庭の主役になること間違いなしの存在感です!湿気で枯れやすいことと、細かいトゲで手をケガしないように注意して、育ててみてくださいね。
挿し木で増やせるという情報を目にしたので、今度試してみたいと思います。