そろそろ新しい財布に買い替えたいな~と思っていたところ、すてきな財布を発見してしまいました。
虫アートディレクター、ムシメセンさんによる「日本の昆虫シリーズ」のお財布です。その名の通り、日本の昆虫がぶわーっとデザインされたインパクト大の一品。
インパクトのあるデザインが目をひきますが、こちらの財布は伝統工芸の「文庫革」なんです。仕事が細かい…!虫が生きているみたい!
通販で購入しましたが、とっても気に入ったのでご紹介します。虫モチーフの財布といえば、gucci(グッチ)のアニマリエが有名ですが、個人的には「日本の昆虫シリーズ」のほうがかわいいなと思い購入しました!
オレンジ×ミントの2つ折り財布を購入
「日本の昆虫シリーズ」では、長財布・がま口などさまざまなタイプの財布を展開していますが、私は2つ折り財布を購入しました。
カラーは、一目見て気に入ったオレンジ×ミントの配色。こちらの柄の名前は「アバンギャルド彩色ver. mix柄」だそうです。
ネット通販で購入しましたが、掲載イメージ通りのカラーでした!ほかに、キイロ×ムラサキ・ピンク×キミドリ・アカ×ミズイロの配色がラインナップされています。
アバンギャルド彩色以外にも、全体がミントカラーで一つの虫だけ色が違うものなどもあって、そちらもかわいくて迷ったのですが、このオレンジ×ミントにしてよかったです。
このお財布に描かれている日本の昆虫の一覧です。
22種類!ニホンベニコメツキとか、モモチョッキリとか、聞いたことない虫も何匹か紛れ込んでいました。
なかなかないデザインなので、お財布を出すと高確率で「どこで買ったの!?何それ!?」と興味を持ってもらえます。話題作りにも◎
配色もおしゃれですし、一瞬見ただけでは虫柄だとわからないみたいです。
収納力は平均的。作りが丁寧で◎
財布を購入するときに気にする人も多い収納力。
2つ折り財布としては、ごく平均的な収納力でした。札入れ2カ所・カードポケット3カ所・小銭入れ(スナップ式)のほか、カードポケットの上下・小銭入れの裏・財布の背面にポケットが付いています。
財布の背面。
カードの多い人やレシートをたくさんとっておきたい人にはちょっと物足りないかもしれません。私は、収納スペースが多ければ多いだけ要らないものもため込んでしまうタイプなので、このくらいが整理整頓できてちょうどいいです…。
作りが丁寧で、お札やカードを入れるスペースのサイズがあっていなくて出し入れしづらい、小銭入れにすき間があって小銭がこぼれるといったトラブルは全くないので、使いやすいです。
文庫革とは?
文庫革、名前は聞いたことがあったのですが、このお財布を購入するまで、実際どういったものなのか知りませんでした。
文庫革についての説明書きも同梱してくれていました。アリのポストカードはサンキューレター、財布と同柄のカードはムシメセンさんの名刺です。
同梱されていた説明書きによると、
文庫革は、藩州姫路の産物で当地では、姫路革細工とも呼ばれる、明治の初期から大勢の人たちに親しまれてきた皮革伝統工芸品です。室町時代よりの姫路の特産品であった、真っ白な牛革に型を押し、手書きによる彩色着色を施した後、漆と真菰の粉によって古びをつける。(以下省略)
真菰(マコモ)は、イネ科の植物です。
文庫革という名前は、江戸時代に使用されていた文庫箱に張り付けて使用されていたことに由来します。文庫箱は、書類や貴重品を入れるものだったようです。
文庫革を製作するのはすごく細かい作業なんでしょうね…。このお財布に使う革を加工するのに、一体どれくらいの時間がかかるのか気になります。
いつか、文庫革の製作過程とか見れる場所があったら行ってみたいです。
やはり、ただのプリントや絵より立体感があって、虫も生き生きしているように見えていいです。虫の羽とか骨格とか、細かいところが本当にリアル。
文庫屋さんでは「大関」が有名ですね。通販サイトを見てみたのですが、彩色が細かくてすごい…。浅草と銀座に店舗があるので、今度立ち寄ってみようかな。
この「日本の昆虫シリーズ」も、大関が製作しているんだそうです!
「日本の昆虫シリーズ」は誰が作っている?
「日本の昆虫シリーズ」は、虫アートディレクター/虫フォトグラファーのムシメセンさんの作品です。ミンネにも出店しているのですが、プロフィールによると、虫に関する写真・イラスト・デザインなどを手掛けているクリエイターさんのようです。
ムシメセンさんの作品は、ミンネやTHE世界図案室の通販で購入できます。
ギフト用ラッピングなどもお願いすれば対応してくれるそうです。昆虫好きへのプレゼントにもいいですね!