パンジー・ビオラは、次々に花を咲かせて冬~春の花壇を彩ってくれます。毎年必ず育てる大好きなお花です。
丈夫な性質で、放っておいてもそれなりに育ってくれるパンジー・ビオラですが、せっかくなら花をモリモリ元気に咲かせたいですよね!
また、いくらパンジー・ビオラが強いとはいえ、何もしないと花付きが悪くなったり、枯れてしまうことだって少なくありません。
今回は、実際に育ててみてわかった、パンジー・ビオラの花をモリモリ咲かせるための3つのコツをまとめてみました。
手をかけたらかけただけ、パンジー・ビオラは応えてくれます☆花が咲かない、花が小さくなってきた…とお悩みの方!難しい技術ではないので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
パンジー・ビオラの花付きを良くする3つのコツ
- 花がら・枯れた葉をこまめに取り除く
- 肥料を欠かさない。リン酸多めの液肥を週1~2!
- 水やりは株の根元に
パンジー・ビオラをキレイに咲かせるコツは以上です!どうですか?誰でもできそうな簡単なものばかりですよね。
逆に言えば、この3つさえ守っておけば、日当たり・風通しが悪い場所など、やや条件の悪い場所でも元気に育ってくれるお花なのです。(経験済み)
この3つのコツについて、次項から詳しく説明していきます。
1つめのコツ:花がら・枯れた葉をこまめに取り除く
花がらとは、咲き終わった花のこと。この花がらを放置しておくと、新しい花が咲きにくくなります。
花がらの中に種ができると、株のエネルギーを消耗してしまいます。また、枯れた花びらはカビ・病気・害虫のエサや住処となるので、残しておくといい影響はありません。
このようにクルっと丸まった花を見つけたら、茎の根元から取り除いてください。花がら摘みは、たくさん花を咲かせるためにとても大切な作業です。
できれば、2日に1回はこの作業を欠かさないようにしましょう。
反対に、あえて種を取りたい場合は花がらを残します。詳しい方法は、こちらの記事でご紹介しています。
花だけでなく、葉・茎にも注目!
パンジー・ビオラは、株の根元が蒸れやすいです。そのため、根元の茎葉から徐々に弱って枯れてきます。
手でかき分けてみて、弱っている葉を見つけたら取り除くようにしましょう。
2つめのコツ:肥料を欠かさない。リン酸多めの液肥を週1~2!
たくさんの花を咲かせるパンジー・ビオラにとって、肥料はとても重要な役割を果たします。
肥料を切らさなければ、日当たりや気温など、多少条件の悪い場所でもしっかりと花を咲かせてくれます。
肥料のやり方は、2種類です。植え付け時に土に肥料を混ぜ込んでおく「元肥」と、栽培中に追加で肥料を与えていく「追肥」があります。
パンジー・ビオラの栽培には、どちらの肥料も必要です。まず、植え付け時に元肥として粒状の固形肥料を土に混ぜ込みます。
パンジー・ビオラに最適な配合の肥料も販売されています。
ただし、もともと肥料分が含まれている培養土なら、元肥は必要ありません。肥料をあげすぎると、逆に植物にダメージを与えてしまうこともあるからです。
パンジー・ビオラには、追肥が大切です。土の中の肥料が切れると、花が小さくなる・色が悪くなる・咲かなくなる、など目に見えて影響が出てきます…。
液体肥料を、週1~2のペースで与えます。施肥は、水やりと同時に行うと楽ですよ!
追肥としておすすめなのは、リン酸(P)多めの液体肥料。固形や液体などさまざまなタイプのある肥料ですが、固形は気温が低いと溶けにくくなることも。
リン酸は花付きを良くしてくれる成分なので、Pの数値が高い肥料を選ぶようにしましょう。
3つめのコツ:水やりは株の根元に
パンジー・ビオラの花は、水が苦手です。水がたくさんかかると、花が弱ってしまうことがあります。
そのため、株の根元の鉢土に直接水を注ぎましょう。はす口ではなく、細い注ぎ口のジョウロが便利です!
鉢植えで育てているパンジー・ビオラなら、天気の悪い日は雨・雪がかからない場所に移動してあげるとなお良いでしょう。
まとめ
基本的には丈夫で、初心者にも育てやすいパンジー・ビオラ。
だからといって、何もしないと花モリモリの様子は楽しむことができません!今回ご紹介したのは、毎日のちょっとした時間でできるお世話ばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。