ネモフィラの種の取り方と保存方法を写真付きで解説します!
お気に入りのネモフィラの子孫を残して、来年は種子から育ててみませんか?
ネモフィラはこぼれ種でも増えるくらいよく発芽するので、適当に種をばらまいておくだけでお花畑ができますよ♪
ネモフィラ大好きな私が、種子はどこにどうやって出来て、いつ取ったらいいのかなど詳しくご紹介したいと思います。
ネモフィラの種はどこにできる?
ネモフィラ インシグニスブルー。ひたち海浜公園のネモフィラ畑はじめ、ネモフィラというとこのカラーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
あざやかなブルー、いつ見ても美しいんですよね~。。。
ネモフィラ ペニーブラック。こんなシックなカラーのネモフィラもあるんです。
インシグニスブルーより花が小ぶりで、こぼれ種で増えやすい品種です。ペニーブラックの魅力や育て方は、こちらの記事でも語っています。
そんなネモフィラの花は、咲き終わると花びらが落ち、子房(実)が徐々にふくらんできます。この実の中に種が詰まっているのです。
花がほとんど咲き終わり、クタクタになってきたネモフィラ。この写真の中に種が入った子房(実)がいくつもあるのですが、どれだかわかりますか?
正解はこちら!赤丸で囲ったところにある丸い実の中に種が出来ます。
こちらの写真のほうがわかりやすいかもしれませんね。
ネモフィラは、枯れた花を放置しておくと、子房(実)が自然にふくらんできます。
ネモフィラの花のピークは3~5月。関東地方では、5月下旬ごろになると花の数が減り種が出来はじめます。
種を採取したいときは、花がら摘みをしないようにしましょうね!
実が茶色く枯れて切れ目が入ったら、成熟した種の取り頃
早速ネモフィラの種を取りたいところですが、成熟した種はどうやって見分けたらよいのでしょうか?
実が青々とした緑色のうちは、まだ種が成熟していません。
この状態の種を採取しても、おそらくほとんど発芽しないと思います…。
実は、徐々に茶色く枯れてきますが、このくらいでもまだ早いです。
ついに実が開いた!ドライフラワーくらいカラカラに枯れた実が取り頃です。
ネモフィラの子房は、枯れるとパカンと開き種を落とすので、完全に開ききる前に採取してください。
実に切れ目が入り、半分開きかけたくらいの状態がベストです◎
ネモフィラの種は実ごと取ってみよう
ネモフィラの種はとても小さいです。
一つひとつ手で取るのは大変!子房(実)ごと採取して、ティッシュの上などで分解するのがおすすめです。
カラカラに枯れて、切れ目が入った実を見つけました。この状態ならまず種が成熟しているはずなので採取してみます。
手で実を崩すと、種が3つ入っていました♪種の数はバラバラで、一つの実に10個近くもの種ができている場合も!
実は指でプチっと押せば、簡単に崩れます。
今年もたくさんの種が取れました。
ネモフィラの種には白いカスのようなものが付いていることが多いです。
これは取ったほうがいいのかもしれませんが、面倒くさいのでそのままにしています。それでもちゃんと発芽するので問題なし!
ネモフィラの種の保存方法
ネモフィラの種は、秋まき春咲きです。ほかの秋まき種子と同じく、夏の間は涼しい場所で保管してください。
種を入れておく袋は何でもいいのですが、クラフト封筒を半分に切ると、安く手軽に種入れ袋を作れますよ~◎
私はまず、取ったネモフィラの種を2週間ほど室内で乾燥させます。そして、密閉性の高いタッパーに袋ごと入れて、冷蔵庫の野菜室で保管するようにしています。
ネモフィラの種は直まきがおすすめ
ネモフィラは、直まきが圧倒的におすすめです!直まきとは、花壇や鉢など、花を咲かせたい場所に直接種子をまくことをいいます。
いままでの経験から、ネモフィラの苗は移植するとあまり元気に育ってくれません…。おそらく、根・茎が細く、移植の際に傷んだり切れたりしやすいからだと思います。
花壇に直まきしたネモフィラの芽。ネモフィラは葉っぱの形が特徴的なので、雑草と見分けやすいです。
種まきは適当でOK
種まき方法ですが、基本的にネモフィラはとても丈夫な植物なので、土づくり・覆土・水やりなど全て適当で大丈夫です(笑)
その証拠に、自然にこぼれた種からも良く発芽しますし、「余ったネモフィラの種どうしよ~」と思って、空いていたスペースに適当に種をバラまいたら、翌年はネモフィラ畑になっていました。
もちろん土づくりや覆土もしていないのに、雑草を圧倒する勢いで元気に咲いてくれましたよ◎
種まきする時期は、秋(9~10月)が無難でしょう。
種を取り損ねたアナタには!
安心してください。ネモフィラの種はちゃんと市販されています。
代表的な品種はネットでも買えて、価格も送料もお安めです♪
まとめ
小さな花と特徴的な形の葉がかわいいネモフィラ。
ネモフィラの種子は、簡単に取れて、適当種まきでも良く発芽するため、節約ガーデニングには欠かせないものです。
花が終わったら、ぜひ種を取ってみてくださいね♪