東京都新宿区に位置する「新宿御苑」。まさしく都会のオアシスといった表現がぴったりハマる、緑がいっぱいの静かで落ち着いた公園です。
桜やバラの季節に新宿御苑に訪れたことがあるという方は多いと思いますが、世界各国の珍しい植物を一挙に見られる大温室もおすすめ。
新宿御苑への入園料(一般:500円)は必要ですが、温室は無料でみることができます!
池や山地・滝など自然環境を再現した見ごたえがありますし、沖縄や小笠原などエリアごとに固有の植物がまとめられた展示は
先日新宿御苑に行ってきたので、温室の様子やアクセスをご紹介したいと思います。
新宿御苑は、温室以外の見どころもたくさんあります。春・秋の年2回見頃を迎えるバラ園の様子を以下の記事でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
新宿御苑の大温室
温室の入り口です。これが温室!?と驚いてしまうような、どこぞのコンサートホールのようなおしゃれな建築物です。
裏手からみた温室。ただ外観がおしゃれなだけでなく、断熱性や外気の循環機能を備えたエコな建物でもあるそうです。
温室内が高温になる夏は、新宿御苑の庭園に面した大きな窓を開ければ涼しい風が通り抜けます。私が訪問したのは5月でしたが、とても暑い日だったので窓が開いていました。写真だと丘に隠れてしまっている部分が窓です!
新宿御苑の大温室の植物たち
新宿御苑ホームページの2017年の情報によると、大温室では熱帯植物およそ2700種を栽培・展示しているんだそうです!
温室に入ると早速、巨大なビカクシダが目に飛び込んできます。こんなに大きくなるまでには、一体何年かかるのでしょうか。お化けみたい!
このゲートがスタート地点です。
ルリゴクラクチョウカ。
コエビソウ。本当にエビに見えてきます!
人気のヒスイカズラの棚もありました。
メディニラ・マグニフィカ。
池(沼地?)ゾーンに入ります。滝もあって、湿気が心地よい空間でした。
オヒルギ。マングローブの1種です!
スイレン。おそらく熱帯性スイレンだと思われます。
カキツバタ?ハナショウブ?アヤメ系の花もありました。
ピンぼけですが、ミッキーマウスの木。
池の上には橋がかかっています。橋の上から眺める温室も迫力がありますよ。この日は、外国人観光客の方がとても多かった印象です。
ウツボカズラ。食虫植物は全然詳しくないので種類などはわからないのですが、大・中・小と揃っていました。
ジャボチカバです。果樹もかなりありました。
ライム!
親子植え替え教室で植えたと思われるサトウキビ。
最後は見事に咲いたプルメリアに見守られながら、温室をあとにします~。ラン類もたくさん展示してありました。
気になるトイレですが、温室内に結構きれいなトイレがあります。植物を見ている途中で急にトイレに行きたくなっても安心ですね!
また、温室内の見頃の植物や開花情報などは新宿御苑のホームページで紹介されています。最新の情報は、ぜひこちらでチェックしてみてください。
旧大温室の遺構
温室の出入り口から向かって左側に、戦前に建てられた旧温室の遺構があります。明治~大正にかけて建造された温室の歴史と様子が紹介されていました。
昔の温室、外観がレトロで素敵ですね~。Eの字型の構造だったようです。どんな植物が栽培されていたのでしょうか。
遺構は半地下のようになっていて、階段を下りて間近で見ることができますよ。
新宿御苑の大温室の基本情報
営業時間
9:30~15:30(10/1~3/14)
9:30~17:00(3/15~9/30※下記期間を除く)
9:30~18:00(7/1~8/20)
※新宿御苑やその他施設の営業時間は若干異なりますので、注意してください。
休園日
毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
入園料
大温室の入園料は無料ですが、新宿御苑の入園料がかかります。
・大人:500円
・65歳以上・学生(高校生以上):250円
・小人(中学生以下):無料
※30人以上の団体は400円、身体障害者手帳、療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの本人と介助者1名の入園無料
アクセス方法
新宿御苑には、新宿門・大木戸門・千駄ヶ谷門の3つの門があります。大温室に一番近いのは、大木戸門です。
大木戸門へのアクセスはこちら。
電車
・東京メトロ丸ノ内線 新宿御苑前駅出口2 徒歩5分
都営バス
・品97(品川車庫-新宿駅西口) 新宿一丁目下車
・池86(東池袋四丁目-渋谷駅東口) 新宿四丁目下車
まとめ
新宿御苑の大温室は、植物好きでもそうでなくても楽しめる、きれいに整備された温室です。アクセス最高なので、子どもとのお出かけやデートにもおすすめ!
ぜひ、気軽に遊びに行ってみてくださいね~